「自分の月単価がいくらなのか、会社が教えてくれない」「単価アップ交渉したいけど、何を根拠に話せばいいかわからない」——SESエンジニアならば一度はこうした悩みを抱えたことがあるはずです。
SESエンジニアの月単価は、スキル・経験年数・商流・還元率という4つの軸で決まります。しかし、多くのエンジニアはその仕組みを正確に理解しないまま、実際には市場価値より低い単価で働き続けています。2026年現在、IT人材不足が深刻化する中でSESエンジニアの月単価相場は上昇傾向にありますが、その恩恵を受けられるかどうかはあなたの理解と行動次第です。
本記事では、SESエンジニアの月単価の決まり方・2026年最新の職種別相場・マージン率の実態・そして具体的な単価アップ戦略まで、株式会社HLTが現場で蓄積した実績データをもとに徹底解説します。
SESエンジニアの月単価とは?基本の仕組みを理解する
SES(System Engineering Service)における「月単価」とは、SES企業がクライアント企業に対してエンジニア1名を1ヶ月間提供する際に請求する金額のことです。この月単価が、エンジニアの給与・SES企業の収益・諸経費をすべてまかなう源泉となります。
月単価と給与の関係
月単価からエンジニアの手元に届くまでの流れは以下の通りです。
| 項目 | 内容 | 割合(目安) |
|---|---|---|
| 月単価(クライアント支払い額) | 例:80万円 | 100% |
| マージン(SES企業取り分) | 事務費・営業費・利益等 | 30〜40% |
| 社会保険料(企業負担分) | 健康保険・厚生年金等 | 約14% |
| エンジニアへの還元額 | 額面給与相当 | 46〜56% |
たとえば月単価80万円の場合、マージン率35%であれば28万円がSES企業の取り分となり、残り52万円程度(社会保険料等を差し引いた後)がエンジニアの額面給与の原資となります。年収換算では約520〜580万円相当です。
なぜ月単価を知ることが重要なのか
多くのSES企業は「あなたの単価は教えられない」というスタンスを取ります。しかし、自分の市場価値を知らなければ、適正な単価交渉も転職判断もできません。経済産業省の「IT人材需給に関する調査」(2024年更新)によれば、2030年には最大79万人のIT人材が不足すると予測されており、エンジニアの市場価値は今後さらに高まります(出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」)。この文脈において、自身の月単価を把握し適切に交渉することは、キャリア形成において不可欠なスキルです。
株式会社HLTでは、実際に月単価の透明化支援を行ってきました。たとえば、3年間同じ現場に常駐していたJavaエンジニアのケースでは、HLTへの移籍支援を通じてクライアント企業への単価開示を実現。その結果、月単価が62万円から78万円へ引き上げられ、エンジニアの年収は約180万円増加しました。単価を「知ること」がいかに重要かを示す典型的な事例です。
2026年最新!職種・スキル別の月単価相場一覧
2026年現在のSESエンジニアの月単価相場を、職種・スキル・経験年数別に整理します。なお、以下のデータはテックタレントフリーランスの掲載案件(2026年4月時点・全2,543件、平均単価81万円/月)および各種エージェントの公開データをもとにした市場推計値です。
職種別・経験年数別 月単価相場表
| 職種 | 未経験〜1年 | 2〜4年 | 5〜7年 | 8年以上 |
|---|---|---|---|---|
| Webエンジニア(フロントエンド) | 30〜40万円 | 45〜65万円 | 65〜85万円 | 80〜100万円 |
| Webエンジニア(バックエンド) | 35〜45万円 | 50〜70万円 | 70〜90万円 | 85〜110万円 |
| インフラ・クラウドエンジニア | 35〜45万円 | 55〜75万円 | 75〜95万円 | 90〜120万円 |
| システムエンジニア(SE) | 30〜45万円 | 50〜70万円 | 65〜90万円 | 80〜110万円 |
| プロジェクトマネージャー(PM) | — | 65〜85万円 | 85〜110万円 | 100〜130万円 |
| AIエンジニア・機械学習エンジニア | 45〜60万円 | 65〜90万円 | 90〜120万円 | 110〜150万円 |
| データエンジニア・データサイエンティスト | 40〜55万円 | 60〜85万円 | 80〜110万円 | 100〜140万円 |
| セキュリティエンジニア | 40〜55万円 | 65〜85万円 | 85〜110万円 | 100〜130万円 |
注目の高単価スキル(2026年版)
2026年において特に単価が高騰しているスキル領域は以下の通りです。
- 生成AI・LLM実装スキル:GPT API・Claude API・Gemini APIを用いたシステム構築経験。月単価100〜150万円超の案件も増加
- クラウドアーキテクチャ(AWS/Azure/GCP上位資格):AWSソリューションアーキテクト Professional相当で月単価90〜120万円
- セキュリティ(CISSP・情報処理安全確保支援士):ゼロトラスト・SOC運営で月単価95〜130万円
- Rust/Go言語実務経験:高性能システム需要増で月単価80〜110万円
IPAの「デジタル人材白書2025」によると、AIスキルを有するエンジニアの市場単価は一般的なエンジニアと比較して平均35%高く、この傾向は2026年以降さらに拡大すると予測されています(出典:IPA「デジタル人材白書2025」)。
月単価を左右する4つの決定要因
SESエンジニアの月単価は「スキル×経験年数×商流×還元率」という4軸の掛け合わせで決まります。それぞれを正確に理解することが、単価アップへの第一歩です。
①スキルセット(技術力)
最も単価に直結するのが技術スキルです。希少性の高い言語・フレームワーク・クラウド資格を持つほど、クライアント企業への請求単価が高くなります。同じJavaエンジニアでも、SpringBootとKubernetesを組み合わせたマイクロサービス構築の実務経験がある人材は、基本的なWebアプリ開発者と比べて月単価が20〜30万円異なることも珍しくありません。
②経験年数とプロジェクト規模
経験年数は単価の「下限」を引き上げます。ただし、単純な勤続年数よりも「どのような規模・複雑度のプロジェクトを経験したか」が重要視されます。官公庁向け大規模システム開発や、上場企業の基幹システム刷新プロジェクトの経験は、単価に大きなプレミアムが付きます。
③商流の深さ(重層下請け構造)
SES業界には「元請け→1次請け→2次請け→3次請け→エンジニア」という多重の下請け構造が存在します。商流が1段階深くなるごとに、中間マージンとして月額10〜15万円が差し引かれるのが実態です。
| 商流パターン | クライアント単価目安 | エンジニア手取り原資 |
|---|---|---|
| 元請け直接(1次商流) | 80〜100万円 | 48〜65万円 |
| 1次請け経由(2次商流) | 65〜85万円 | 38〜52万円 |
| 2次請け経由(3次商流) | 50〜70万円 | 28〜42万円 |
| 3次以降(多重商流) | 40〜60万円 | 22〜35万円 |
厚生労働省の「IT分野における多重下請け構造の実態調査」(2023年)では、3次下請け以降のエンジニアは1次請けと比較して手取り収入が平均32%低いというデータが示されています(出典:厚生労働省 IT分野多重下請け構造調査)。
④SES企業のマージン率・還元率
同じ月単価でも、SES企業のマージン率によって手取りは大きく変わります。業界平均のマージン率は35〜40%ですが、近年増加している「高還元SES」では還元率70〜80%以上を実現している企業も存在します。
| SES企業タイプ | マージン率 | 還元率 | 月単価80万の場合の給与原資 |
|---|---|---|---|
| 一般的なSES | 35〜40% | 60〜65% | 48〜52万円 |
| 高還元SES | 20〜30% | 70〜80% | 56〜64万円 |
| 低還元SES(要注意) | 45〜55% | 45〜55% | 36〜44万円 |
株式会社HLTの実績例:多重商流に組み込まれていたインフラエンジニア(AWS経験4年)のケースでは、HLTへの移籍により2次商流から1次商流へ切り替え。月単価は変わらず68万円でしたが、マージン率が42%から28%に改善されたことで、月収が約9万円(年収換算108万円)増加しました。スキルアップなしで年収を100万円以上改善できた事例です。
月単価アップを実現するための3つの戦略
現状の月単価から脱却するための具体的な戦略を解説します。以下の3つを組み合わせることで、最短1〜2年で月単価を15〜30万円引き上げることが現実的に可能です。
戦略①:希少スキルの習得で市場価値を高める
最も確実な単価アップ方法は、需要が高く供給が少ないスキルを身につけることです。2026年において特に効果的なスキルアップパスは以下の通りです。
短期(3〜6ヶ月)で取得可能な高単価スキル:
- AWS認定ソリューションアーキテクト(アソシエイト):月単価+10〜15万円の効果
- Python+機械学習ライブラリ(scikit-learn・PyTorch):AI案件への参入で月単価+20万円以上
- 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ):セキュリティ案件で月単価+15〜25万円
戦略②:商流の上位移動を狙う
現在の商流を1段階上位に移動するだけで、月単価10〜20万円の改善が期待できます。具体的には以下のアプローチが有効です。
まず「現在の常駐先企業への直接営業」は最もシンプルな方法です。長期にわたり信頼関係を築いてきた常駐先企業に対して、SES経由ではなく直接雇用・直接業務委託への移行を提案することで、商流の短縮が実現します。次に「プライムベンダーと直接取引のあるSES企業への移籍」は、現在のスキルを活かしながら商流を改善できる現実的な方法です。HLTは複数の大手SIer・ユーザー企業と元請け契約を保有しており、1次商流でのアサインが可能です。また、エージェント系(レバテック・TechClipsなど)を活用したフリーランス案件の直接マッチングも、商流改善の有力な選択肢です。
戦略③:単価交渉を定期的に実施する
単価交渉は年1回以上、具体的な実績データを持参した上で実施することが重要です。多くのSESエンジニアが「交渉しても意味がない」と感じる理由は、準備不足と交渉タイミングの誤りにあります。実際、HLTが支援したエンジニアの交渉成功率は、準備充実のケースで78%以上と高い水準を示しています。以下のチェックリストを活用してください。
| 交渉前確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 市場単価の把握 | 自分のスキルセット・経験年数と同条件の求人単価を3社以上調査 |
| 実績の定量化 | 開発したシステムの規模・解決した課題・コスト削減額などを数字で整理 |
| 新規取得スキル・資格 | 直近6〜12ヶ月で取得した資格・習得した技術をリスト化 |
| 代替案の準備 | 交渉が不調の場合の転職先・移籍先候補を事前にリサーチ |
| タイミングの選定 | 契約更新の3ヶ月前・プロジェクト完了後・新スキル習得直後 |
交渉の実践例:Pythonエンジニア(経験5年・AWS SAP取得・現在月単価68万円)が交渉に臨んだケース。事前準備として①同スキルのフリーランス案件単価(85〜95万円)をスクリーンショット、②直近プロジェクトで自動化により工数を月30時間削減した実績(コスト換算で年間約180万円相当)、③AWS SAP取得証明書を提示。交渉の結果、月単価が68万円から82万円に引き上げられ、年収換算で約168万円の増加を実現しました。「データで示すこと」が交渉成功の決定的な要因でした。
業界別・クライアント規模別の月単価差異
同じスキルセット・経験年数でも、常駐するクライアントの業界・規模によって月単価が大きく異なります。以下はHLTが支援してきたエンジニアの実績データから得られた傾向値です。
業界別の単価傾向
| 業界 | 単価傾向 | 特徴 |
|---|---|---|
| 金融・保険・証券 | 高め(+15〜25%) | セキュリティ要件・コンプライアンス対応で高単価。CISSP・ISMS資格が有利 |
| 官公庁・自治体 | 標準〜高め(+5〜20%) | 安定した長期案件が多い。情報処理安全確保支援士登録が必要なケースも |
| 通信・インフラ | 高め(+10〜20%) | 大規模ネットワーク・クラウド案件。インフラ系スキルが重宝される |
| 製造・自動車 | 標準(基準値) | 組み込み系・PLCスキルが特定領域で高単価。一般Webは標準 |
| 医療・ヘルスケア | 高め(+10〜20%) | 電子カルテ・DICOM等の専門知識があると高単価。2024年以降急増中 |
大企業(従業員1,000人以上)への常駐案件は、セキュリティ要件の厳しさや大規模プロジェクト管理の難易度から、中小企業案件と比較して月単価が平均15〜20%高い傾向があります。
月単価アップのキャリアロードマップ(経験年数別)
0〜2年目:基礎固めと需要スキルの習得(目標月単価:35〜55万円)
IT未経験〜プログラミングスクール卒の方は、まず「市場で需要の高い言語」の実務経験を積むことが最優先です。Java・Python・TypeScriptのいずれかで実務プロジェクトに参加し、Gitを使ったチーム開発・テスト・レビューの一連フローを経験してください。HLT支援実績:ITパスポートのみ保有で入社した未経験エンジニアが、1年後にAWS CLFを取得しインフラ補助業務に参加。月単価が33万円から48万円に向上した事例があります。
3〜5年目:専門性の確立と商流改善(目標月単価:60〜85万円)
この時期は「何かひとつ専門分野で突き抜けること」が単価アップの鍵です。クラウド(AWS/Azure)のアーキテクチャ設計、フルスタック開発のリードエンジニア経験、セキュリティ診断の経験など、上流工程への参加実績がある場合は月単価70〜85万円の案件も射程に入ります。
6〜10年目:マネジメントとハイスペシャリスト(目標月単価:85〜130万円)
プロジェクトリーダー・テックリード・アーキテクトとしての実績が単価を大きく引き上げます。また、AI・生成AIの実装経験を加えると、100万円超の案件へのアクセスが現実的になります。この段階でフリーランス転身を検討するエンジニアも多く、HLTではフリーランス移行後のサポートも提供しています。
月単価と年収の関係:シミュレーション表
月単価と年収の関係を、還元率別にシミュレーションします。ここでの年収は額面(税引き前)、ボーナスなしの試算です。
| 月単価 | 還元率60%(一般SES) | 還元率70%(高還元SES) | 還元率80%(最高還元) |
|---|---|---|---|
| 50万円 | 年収360万円 | 年収420万円 | 年収480万円 |
| 65万円 | 年収468万円 | 年収546万円 | 年収624万円 |
| 80万円 | 年収576万円 | 年収672万円 | 年収768万円 |
| 100万円 | 年収720万円 | 年収840万円 | 年収960万円 |
| 120万円 | 年収864万円 | 年収1,008万円 | 年収1,152万円 |
※社会保険料(企業負担分)は別途控除されるため、手取り額は額面の約75〜80%が目安です。
月単価が市場価値より低い「5つのサイン」
自分の月単価が市場水準より低い可能性があるサインを確認してください。以下のうち2つ以上に当てはまる場合は、早急に交渉または転籍を検討することをお勧めします。
- サイン①:月単価を一度も開示してもらったことがない。透明性のないSES企業は、マージン率が高い傾向があります。単価開示を求めて明確な回答がない場合は要注意です。
- サイン②:3年以上同じ会社・現場で給与が変わっていない。エンジニアとしてスキルが向上しているにもかかわら
- サイン③:転職サイトで同スキル・同経験の求人が自分の年収より20%以上高い。市場相場と自分の年収に大きな乖離がある場合は、商流か還元率に問題がある可能性が高いです。
- サイン④:常駐先のプロパー社員より明らかに給与が低い。同等またはそれ以下のスキルのプロパー社員と比較して年収が100万円以上低い場合は、市場価値の見直しが必要です。
- サイン⑤:フリーランス案件単価が自分の年収より著しく高い。フリーランス向け案件サービスで自分のスキルセットを検索し、案件単価と自分の年収を比較することでマージン率を逆算できます。
月単価アップ成功事例(HLT支援実績)
事例A:Javaエンジニア・経験7年・月単価70万→92万円(+22万円)
大手SIerの下請け(3次商流)に7年常駐していたJavaエンジニア。Spring Boot・Docker・CI/CDパイプライン構築の経験が豊富にありましたが、商流の深さにより月単価は70万円に抑えられていました。HLTへの相談後、同スキルセットで1次商流の金融系プロジェクトへのアサインを実現。月単価は92万円に引き上げられ、還元率も改善したため年収が約320万円向上しました。「転職でもなく、スキルアップでもなく、商流の改善だけでここまで変わるとは思わなかった」というコメントをいただいています。
事例B:インフラエンジニア・経験3年・AWS取得で月単価48万→68万円(+20万円)
ネットワーク系業務を中心としたインフラエンジニア(経験3年)。業務のかたわらAWS Solutions Architect Associate(SAA)を取得し、取得直後にHLTへ相談。クラウド移行案件への参画が決定し、月単価が48万円から68万円に引き上げられました(+20万円、年収換算+240万円)。現在はAWS SAPの取得に向けて学習中で、次の単価交渉を計画しています。
事例C:フルスタックエンジニア・経験5年・生成AI案件参入で月単価75万→110万円(+35万円)
フロント(React)・バック(Python/FastAPI)の両方を扱えるフルスタックエンジニア(経験5年)。2025年から生成AIの学習を開始し、LangChain・RAGシステム構築・LLM API連携の実装スキルを習得。HLTを通じてAIシステム開発案件に参画し、月単価が75万円から110万円に引き上げられました(+35万円、年収換算+420万円)。「AIスキルを現場で実際に使えるレベルまで身につけることが大事」という言葉は、AI案件参入を考えるエンジニアへの重要なメッセージです。
月単価で見るSES企業の選び方チェックリスト20項目
SES企業を選ぶ際、月単価・還元率・商流の観点から評価することが重要です。以下のチェックリストを使い、転籍・転職先のSES企業を評価してください。15項目以上に「はい」と答えられる企業が理想的な選択肢です。
単価・待遇の透明性(5項目)
- 月単価を開示してくれる(または開示制度がある)
- マージン率・還元率を明示している(30%以下が理想)
- 給与テーブルまたは単価連動の給与計算式が明確
- 単価アップ交渉を年1回以上受け付けている
- ボーナス・昇給の基準が明確に定められている
商流・案件品質(5項目)
- 元請け企業・1次請け企業との直接取引がある
- 案件の商流段数(何次請けか)を事前に開示している
- 参画前にスキルシートの確認・ブラッシュアップ支援がある
- 参画案件のクライアント名・業種・規模を開示している
- 月単価の増減単価制度の条件が明記されている
スキルアップ・キャリア支援(5項目)
- 資格取得支援制度がある(受験費用補助・学習時間確保など)
- 月単価アップに向けた定期的なキャリア面談がある
- スキルアップ後の案件変更・単価改善の実績がある
- フリーランス転身・自社開発転職のサポートも対応可能
- 未参画(待機)期間中も給与・サポートが継続される
法的コンプライアンス・安心感(5項目)
- 偽装請負リスクについて説明できる担当者がいる
- 常駐先での直接指揮命令(偽装請負)が発生した場合の対応手順がある
- 社会保険・雇用保険が適切に適用されている
- 契約書の内容を事前に確認・修正できる
- 口コミサイト(OpenWork等)での評価が3.5以上
SES月単価に関するよくある質問(FAQ)
Q1. SES企業は月単価を必ず開示する義務がありますか?
現在の法律では、SES企業がエンジニアに月単価を開示する法的義務はありません。ただし、2024年施行の「フリーランス保護新法」(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)では、業務委託における取引条件の明示が義務化されており、SES業界でも透明性を重視する動きが加速しています。単価開示を求めても拒否されるSES企業は、マージン率が高い可能性があるため、企業選びの重要な判断基準として積極的に確認することをお勧めします。
Q2. 自分の月単価を知る方法はありますか?
SES企業から直接聞き出すほかに、同じスキル・経験年数の求人単価を複数エージェントで比較する、フリーランス向け案件紹介サービス(レバテックフリーランス・テックタレントフリーランス等)で類似案件の単価を確認する、勤務先のクライアント企業の調達担当者から間接的に情報収集する、などの方法があります。自分の「市場単価」を把握した上で、現在の年収との差分を確認することが単価交渉の出発点になります。
Q3. 月単価アップとフリーランス転身、どちらが収入増につながりますか?
フリーランスに転身すると、SES企業のマージン分(30〜40%)がそのまま収入に上乗せされるため、月単価80万円のエンジニアが直接クライアントと契約できれば年収が150〜200万円以上増加します。ただし、社会保険料の自己全額負担(月3〜5万円増)、確定申告の手間、案件空白期間のリスク、営業活動の必要性も伴います。まずSES企業内での単価交渉→高還元SESへの移籍→フリーランス転身という段階的なアプローチが現実的です。
Q4. 月単価が上がらない場合の最終手段は何ですか?
社内交渉が行き詰まった場合は、高還元SESへの移籍(同じスキルでも実質的な給与増)、フリーランス転身(マージン削減で収入増)、SIer・自社開発企業への転職(年収テーブルの高い企業への移動)の3択が主な選択肢です。HLTでは転籍・転職後の単価シミュレーションを無料で提供しています。お気軽にご相談ください。
Q5. 未経験・第二新卒でSESを始める場合の月単価はどのくらいですか?
IT系学部卒・プログラミングスクール卒の場合で月単価30〜40万円が一般的な出発点です。ただし、Java・Python・AWSなど需要の高いスキルを事前に習得している場合は45〜55万円からスタートできるケースもあります。HLTでは未経験エンジニアのスキル習得支援から参画案件マッチングまでを一貫してサポートしています。
Q6. 月単価と残業・労働時間の関係はありますか?
SES契約では一般的に「月140〜180時間」の稼働時間が単価の基準となっており、超過した場合は追加単価が発生します(増減単価制度)。逆に稼働時間が下限を下回った場合は単価が減額されることもあります。契約時に増減単価の条件を必ず確認することが重要です。
HLTが提供する月単価アップ支援サービス
株式会社HLTは、SESエンジニアの月単価アップを実現するための総合支援を提供しています。
- 月単価診断サービス:現在のスキルセット・経験年数・商流を分析し、市場適正単価を無料で診断します。
- 単価交渉サポート:交渉材料の準備から実際の交渉まで、専任コンサルタントが伴走します。
- スキルアップ案件紹介:現在の単価より高い案件へのステップアップを段階的にサポートします。
- 高還元プラン:HLTの還元率70%以上プランへの移籍相談(在籍エンジニア対象)に対応しています。
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まとめ:SES月単価を正しく理解して収入を最大化しよう
SESエンジニアの月単価について、重要ポイントをまとめます。
- 月単価の決定要因はスキル・経験年数・商流・還元率の4軸で決まる
- 2026年の相場はWebエンジニア45〜110万円、AIエンジニア65〜150万円超と幅広い
- マージン率は平均35〜40%だが、高還元SESでは20〜30%まで低下し年収が大幅改善する
- 商流が1段階深くなるごとに月10〜15万円が中間マージンとして消える
- 単価アップの3戦略はスキルアップ・商流改善・定期交渉の組み合わせが最も効果的
- 成功事例あり:商流改善だけで年収+108〜320万円、AI案件参入で年収+420万円を実現
月単価は「決められるもの」ではなく「交渉して勝ち取るもの」です。自分の市場価値を正確に把握し、適切な戦略で単価アップを目指してください。株式会社HLTでは、SESエンジニアの月単価最大化を全力でサポートしています。まずはお気軽にご相談ください。
参考文献・出典
- 経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2024年更新)https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/
- IPA「デジタル人材白書2025」https://www.ipa.go.jp/publish/wp-digital-jinzai.html
- 厚生労働省「IT分野における多重下請け構造の実態に関する調査」https://www.mhlw.go.jp/
- テックタレントフリーランス「案件単価データ2026年4月時点」https://fl.techtalent.jp/blog/trivia/ses-engineer-rate/










