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SES・人材派遣2026年5月21日

【2026年版】SES企業の法人営業完全ガイド|仕事内容・年収・キャリアパスと未経験からの転職戦略

【2026年版】SES企業の法人営業完全ガイド|仕事内容・年収・キャリアパスと未経験からの転職戦略

SES企業の「法人営業」は、ITエンジニアをクライアント企業のプロジェクトにマッチングさせるBtoB営業職です。「IT業界未経験でも入れる営業職」「エンジニアに近い立場で仕事できる」として注目を集めていますが、一方で「仕事内容がわかりにくい」「コーディネーターとの違いは?」という声も多くあります。本記事では、SES法人営業の具体的な仕事内容・年収・インセンティブの実態・キャリアパス・未経験からの転職戦略を2026年最新版で完全解説します。

目次

  1. SES法人営業とは?コーディネーターとの違いと2026年の市場環境
  2. SES法人営業の具体的な仕事内容とエンジニア提案の流れ
  3. 年収・インセンティブの実態と月収シミュレーション
  4. SES法人営業に必要なスキルとキャリアパス
  5. 未経験からSES法人営業に転職する方法と株式会社HLTの支援実績
  6. よくある質問(FAQ)
  7. まとめ
  8. 参考文献・出典

SES法人営業とは?コーディネーターとの違いと2026年の市場環境

SES法人営業の定義と役割

SES(システムエンジニアリングサービス)の法人営業とは、自社が保有するエンジニアリングリソース(所属エンジニア・フリーランスパートナー)をクライアント企業のプロジェクトに提案・販売するBtoB営業職です。「エンジニア提案営業」「技術営業」とも呼ばれます。

SES法人営業の業務の核心は、「クライアントのITプロジェクトの課題・要件を把握し、最適なエンジニアを提案してプロジェクトを成功に導くこと」です。単純な人材斡旋ではなく、技術的な知識を持ちながらコンサルティング視点でクライアントを支援する、高度な営業職です。

経済産業省の試算(2019年)では、2030年のIT人材不足は最大79万人に達すると予測されており、SES市場は右肩上がりで成長しています。矢野経済研究所によると、2024年の人材派遣市場(IT含む)は9兆3,220億円(前年比+3.0%)に達しており、SES法人営業の需要は引き続き高い水準を維持しています。

SES法人営業・コーディネーター・一般法人営業の違い

SES関連職種の比較表
項目 SES法人営業 SESコーディネーター 一般法人営業
主なターゲット クライアント企業(発注側) 所属エンジニア・フリーランサー 企業(業界による)
主要業務 新規案件開拓・提案・契約 エンジニアのキャリア支援・案件調整 自社製品・サービスの販売
技術知識の必要性 中〜高(エンジニア要件の理解が必要) 中〜高(エンジニアとの対話が必要) 低〜中(業界による)
インセンティブ構造 個人売上の5〜20%(高め) 更新率・単価アップ連動(中程度) 売上・件数に応じた変動制
平均年収(30代) 550〜700万円 450〜550万円 450〜600万円(業界次第)
未経験参入のしやすさ ◎(IT知識は入社後習得可) △(エンジニア経験あると有利) ◎

SES法人営業は「外(クライアント)を向く営業」であるのに対し、SESコーディネーターは「内(エンジニア)を向くサポート職」という理解が正確です。規模の小さいSES企業では両方を兼務するケースもありますが、大手SES企業では明確に分業されています。

2026年のIT市場とSES法人営業のビジネス機会

2026年のIT人材需要を牽引しているのは、AIシステム開発・DX推進・クラウド移行・セキュリティ強化の4分野です(経済産業省「DX推進に向けたIT人材の量的・質的分析」)。これらはいずれも専門スキルを持つエンジニアの単価が高く、SES法人営業にとってはマージンの大きい高単価案件を扱う機会が増えていることを意味します。特にAI活用案件は月単価100万円超が珍しくなく、成功報酬型インセンティブを得るSES営業にとって、稼ぎやすい環境が整いつつあります。

SES法人営業の具体的な仕事内容とエンジニア提案の流れ

SES法人営業の主要な業務一覧

SES法人営業の1日は多岐にわたる業務で構成されています。新規クライアントの開拓、既存クライアントへの定期訪問(ニーズのヒアリング)、エンジニア提案書の作成、技術面談(顔合わせ)の設定と同席、契約条件の交渉・締結、参画後のフォローアップ(クライアント満足度確認)などが主な業務です。

また、社内のコーディネーター・採用担当者・エンジニアとの連携も重要な業務の一部です。「クライアントが求めるスキル要件」と「自社エンジニアのスキルセット」を正確にマッチングさせるため、日々のコミュニケーションが欠かせません。

エンジニア提案の具体的な流れ

ステップ1:クライアントのニーズヒアリング(1〜2時間)
「どんなプロジェクトで」「どんなスキルのエンジニアが」「いつから何名必要か」「単価の上限は」を具体的にヒアリングします。技術的な要件(使用言語・フレームワーク・クラウド環境)も確認し、スキル要件書として社内共有します。

ステップ2:社内エンジニアのマッチング(半日〜1日)
コーディネーター・採用担当と連携し、要件に合うエンジニアをデータベースから抽出します。複数候補の優先順位付け、参画可能時期の確認、単価の調整を行います。

ステップ3:スキルシート提案(当日〜翌日)
エンジニアのスキルシートをクライアント向けに最適化し、「このエンジニアはプロジェクトのこの課題を解決できます」という提案書を付けて送付します。

ステップ4:技術面談(顔合わせ)の設定・同席(1〜2週間後)
クライアントとエンジニア双方の日程を調整し、技術面談を設定します。SES営業は面談に同席し、双方のコミュニケーションをサポートします。

ステップ5:契約条件の交渉・締結(面談後1〜2週間)
参画が決まったら、単価・業務範囲・期間・更新条件などを交渉して契約書を作成します。これがSES法人営業の最大の腕の見せ所であり、単価交渉力がインセンティブ収入に直結します。

ステップ6:参画後のフォローアップ(継続的)
参画開始後も月1回程度のクライアント訪問・エンジニアとの状況確認を行い、次の更新に向けた関係構築を続けます。

SES法人営業が「きつい」と言われる理由と対策

SES法人営業を「きつい」と感じる主な理由は、①新規開拓のプレッシャー(月次ノルマ)、②エンジニアが面談に落ちた際のリカバリー、③複数案件・複数クライアントの並行管理、の3点です。しかし、ITスキルの基礎知識を身につけ、クライアントとエンジニア双方との信頼関係を構築することで、「リファラル案件」(紹介案件)が増え、新規開拓のプレッシャーが軽減されます。3年以上の経験があるSES法人営業は、新規開拓よりも既存クライアントとの深耕営業が中心となり、安定感が増します。

年収・インセンティブの実態と月収シミュレーション

SES法人営業の年収レンジ(2026年版)

SES法人営業の年収は経験年数・企業規模・インセンティブ設計によって大きく異なります。厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」(IT営業職)のデータを参考に、以下の水準が一般的です。

  • 未経験〜1年目:300〜380万円(基本給+固定手当)
  • 2〜3年目(担当5〜15社):380〜500万円(インセンティブ込み)
  • 4〜6年目(担当20〜30社・チームリード):500〜700万円
  • 7年目以上(マネージャー・部長クラス):700〜1,000万円+

大手SES企業では月単価100万円超の高単価エンジニアを複数担当することで、インセンティブだけで年間100〜300万円を上乗せするケースも報告されています。

月収シミュレーション(具体例)

以下は、中堅SES企業(従業員100名規模)に勤める経験3年目の法人営業担当者のモデルケースです。

SES法人営業・月収シミュレーション(経験3年目・担当15社)
項目 金額 備考
基本給 28万円 月給制
固定残業代(40h分) 6万円 含む
インセンティブ(担当エンジニア15名 × 平均単価70万円 × 利益率15% × 自分の取り分25%) 約39万円 月次変動あり
合計 約73万円/月 年収換算:約876万円

このシミュレーションはあくまでモデルケースであり、担当エンジニア数・単価・会社の利益率設定によって変動します。新規案件の獲得本数が多い月は大幅増収、エンジニアの契約終了が重なる月は減収となるため、収入の安定化には継続的な新規開拓と既存顧客の維持が鍵です。

インセンティブを最大化する3つの戦略

戦略①:高単価エンジニアを優先的に担当する:月単価80万円のエンジニア1名と月単価40万円のエンジニア2名は同じ売上でも前者の方がインセンティブ計算基盤が安定します。AI・クラウド・セキュリティ専門エンジニアは高単価のため、積極的に担当を増やすことが有効です。

戦略②:更新率を高め安定収入基盤を作る:新規開拓より既存エンジニアの更新(案件継続)の方が営業コストが低く、安定したインセンティブ収入になります。クライアントとエンジニア双方の満足度を維持することが長期的な収入安定の鍵です。

戦略③:単価交渉をスキルアップの都度行う:エンジニアが新しい資格を取得したり、プロジェクトで実績を上げたりしたタイミングで単価交渉を行い、売上を向上させます。単価が70万円から75万円に上がっただけでも、インセンティブに数万円の差が生まれます。

SES法人営業に必要なスキルとキャリアパス

必須スキルと「実はいらないスキル」

SES法人営業に最も必要なのは、①IT基礎知識(プログラミング言語・クラウド・インフラの基本)、②ヒアリング力(クライアントのニーズを的確に引き出す力)、③コーディネーション力(複数の関係者の調整を同時進行できる力)の3つです。

一方、「コードが書けること」「エンジニア経験があること」は必須ではありません。技術の深い理解よりも、「エンジニアとクライアントをつなぐコミュニケーション」と「案件の技術的要件を正確に理解して提案できる翻訳力」の方が実務では重要です。

SES法人営業のキャリアパス(5〜10年ビジョン)

SES法人営業には、複数のキャリアパスが存在します。最も一般的なのは「営業担当 → チームリード・マネージャー → 営業部長」というマネジメントラインへの昇進です。大手SES企業では営業部長が年収1,000万円を超えるケースも珍しくありません。

また、営業経験を活かして「ITコンサルタント」に転身する道もあります。クライアントとエンジニア双方の課題を理解するSES営業の経験は、上流工程のコンサルティングに強みを発揮します。さらに、エンジニア市場の理解を活かして「採用コンサルタント」「HRコンサルタント」として独立するルートもあります。

株式会社HLTでは、SES法人営業として入社した社員が平均3〜4年でチームリードに昇進する実績を持ち、さらに管理職・経営企画へのキャリアアップをサポートするOJT・研修体制を整えています。

2026年のSES法人営業に求められる新スキル

2026年のSES市場では、AIシステム開発・LLM活用・生成AI導入支援の案件が急増しています。SES法人営業においても、「Pythonが書けるAIエンジニアの単価はどのくらいか?」「RAGとファインチューニングの違いをクライアントに説明できるか?」といったAI関連の基礎知識が求められています。これらの知識は専門書1冊・Udemy1コースで習得できるレベルのものが多く、意欲的に学んでいる営業担当者が高単価AI案件を多数獲得しています。

未経験からSES法人営業に転職する方法と株式会社HLTの支援実績

未経験からSES法人営業に転職するためのロードマップ

SES法人営業は、IT業界未経験でも入社できる数少ないポジションのひとつです。以下のロードマップを参考に準備を進めてください。

フェーズ1(転職活動開始〜入社まで):「なぜSES営業なのか?」という志望動機の整理、IT基礎知識の習得(ITパスポート資格は取得すると選考で有利)、SES業界の仕組みの理解(エンジニアの単価・マージン・準委任契約の基本)。

フェーズ2(入社〜6ヶ月):先輩営業へのOJT同行、エンジニアとの1on1で技術スタックを学習、既存クライアントへの訪問同席と提案書作成補助。この期間で「どのクライアントがどんな人材を求めているか」のパターンを体感的に習得します。

フェーズ3(6ヶ月〜2年):独立した担当クライアントの保持、新規開拓の自走化、単価交渉の経験積み上げ。インセンティブが本格的に発生し始め、年収400〜500万円のレンジに到達する時期です。

SES法人営業に向いている人・向いていない人

  • ✅ 向いている:人と話すことが好き、技術に興味がある、成果連動型の給与体系でモチベーションが上がる、マルチタスクが得意、変化の早い環境が好き
  • ❌ 向いていない:ルーティンワークが好き、数字(売上・ノルマ)へのプレッシャーに弱い、技術的な知識を学ぶことへの抵抗が強い、一人で完結する仕事を好む

株式会社HLTの実績とSES法人営業のポジション

株式会社HLTでは、SES法人営業として多くのエンジニアとクライアントをつないできました。具体的な支援例として、未経験から入社した25歳の営業担当者が、入社後6ヶ月でクラウド系エンジニア5名の案件獲得に成功し、インセンティブを含む月収が42万円(年収換算504万円)を達成したケースがあります。また、前職でルート営業をしていた30歳の担当者がSES法人営業に転向し、3年間でAI/MLエンジニア20名規模のチームを担当、年収680万円を実現した事例もあります。いずれも、技術知識はゼロからのスタートでしたが、HLTの社内研修と先輩営業のサポートで2年以内に独立した提案活動を行えるレベルに成長しています。

HLTでは現在、SES法人営業・コーディネーターポジションの採用を積極的に行っています。未経験・第二新卒も歓迎していますので、ご興味のある方はぜひご相談ください。

HLTのSES法人営業ポジションについて詳しく見る

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よくある質問(FAQ)

Q1. SES法人営業はエンジニア経験がないと難しいですか?

A. エンジニア経験は必須ではありません。多くのSES企業では未経験からSES営業にキャリアチェンジした社員が活躍しています。入社後にITの基礎知識(使用言語・クラウドサービス・システム開発の流れ)をOJTで習得できる研修体制が整っている企業を選ぶことが重要です。ITパスポート取得は、未経験者がIT基礎知識を証明する最短ルートとして推奨されています。

Q2. SES法人営業とSESコーディネーターは兼務できますか?

A. 中小SES企業では兼務が一般的ですが、規模が大きくなるにつれて分業化が進みます。兼務の場合は業務量が多くなりますが、クライアントとエンジニア双方の視点を持てるため、提案の精度向上につながるメリットもあります。どちらを専業にしたいかを面接段階で確認しておくことを推奨します。

Q3. ノルマはきつくないですか?

A. 企業によって設定が大きく異なります。「月〇件の新規提案」「担当エンジニアの稼働率〇%以上」「月売上〇百万円以上」など様々な形のノルマがあります。入社前に「ノルマ未達の場合の対応」「インセンティブなしの基本給水準」を確認することが重要です。HLTでは未達の場合も基本給で生活できる給与設計をしており、入社後の精神的な安定を重視しています。

Q4. SES法人営業からのキャリアチェンジ先はどこが多いですか?

A. ①SES企業のマネージャー・部長(最多)、②ITコンサルタント(上流工程へのシフト)、③HRコンサルタント・採用コンサルタント、④IT系スタートアップのBizDev担当、⑤独立・SES企業の立ち上げ、の順で多い傾向があります。クライアントとエンジニア双方の実情に詳しいため、IT系のビジネス職では市場価値が高く評価されます。

Q5. 在宅勤務(テレワーク)はできますか?

A. 企業によって異なりますが、クライアント訪問や社内調整があるため完全リモートは少なく、週2〜3日のハイブリッドワークを採用している企業が増えています。新規開拓フェーズは対面訪問が多く、既存クライアントとの定例ミーティングはオンライン化が進んでいます。

Q6. SES法人営業の仕事でやりがいを感じる瞬間はいつですか?

A. 最もやりがいを感じる瞬間は「エンジニアがプロジェクトで活躍している話を聞いたとき」「クライアントから次のプロジェクトも一緒にやりたいと言われたとき」という声が多くあります。単純な数字の達成だけでなく、「人とシステムをつなぐ仕事」という本質的なやりがいがSES法人営業には独自の魅力として存在します。

まとめ

SES法人営業は、IT人材不足が深刻化する2026年において、市場の成長と個人の年収アップを両立できる有望なキャリアパスです。本記事のポイントをまとめると、①SES法人営業はエンジニアとクライアントをつなぐコンサルティング型営業であり、コーディネーターとは役割が明確に異なる、②インセンティブ設計により、成果を出せばする30代で年収700万円超も現実的、③未経験からでも入社後の学習・OJTで独立した営業活動ができるレベルに成長できる、④AI/DX案件の増加で高単価エンジニアを多く担当できるチャンスが拡大している、⑤長期的なキャリアパスはマネージャー・コンサルタント・HRへの転身など多様な選択肢がある、ということです。

株式会社HLTでは、SES法人営業・コーディネーターポジションの採用を行っています。IT業界での営業キャリアをご検討の方は、ぜひHLTのキャリア相談をご利用ください。

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参考文献・出典

  • 経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年)https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/
  • 矢野経済研究所「人材派遣・人材紹介サービスの市場動向調査(2024年)」(2024年)https://www.yano.co.jp/
  • 厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」(2024年)https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2024/
  • IPA(情報処理推進機構)「DX推進のためのIT人材戦略2025」(2025年)https://www.ipa.go.jp/jinzai/chousa/dx.html

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